『眠れる森の美女』出演者インタビュー② カラボス編
2017.10.19
『眠れる森の美女』の中に登場する悪役として有名なカラボス。今回はトゥシューズを履いた女性ダンサーによって演じられます。
カラボスを演じるお二人にインタビューさせていただきました!
スタッフ(以下ス):ダブルキャストとして選ばれたお二人。Angel Rの発表会は初参加ですね。
松平:Angel Rの舞台は、大和先生が演出・振付をされた「DAIFUKU vol.1 =360°Nut Cracker=」から参加しています。全幕ものについても勉強したいと思いオーディションに参加しました。でも、まさか自分がカラボス役になるとは思いませんでした!
発表会に参加すると出会いがいっぱいで、リハーサルを通じてたくさんの方と交流でき、友達も増えました。レッスンだけでは知り合えなかった方々と同じ舞台を一緒に作れることは、とても楽しいです。
満友:私は、たまたまスタジオに来た際にオーディションがあると知り、友達にも勧められて参加しました。
全幕を通して登場する役がいいな~と思っていたら、カラボス役をいただきました!
ス:実は、カラボスはオーディションまで男性になるか女性になるか決まっていなかったんです。『眠れる森の美女』に登場するキャラクターの中で、唯一の悪役をお二人はどう描いていますか?
松平:『眠れる森の美女』はもう何度も見てきましたが、自分が演じることになり改めてこのキャラクターについて考えました。踊りのシーンでは綺麗すぎないクラシックを目指しています。
大和先生には、マイムも一からご指導いただきました。悪の表現は目線がとても大事だと感じています。今回のチラシのメイン画のカラボスのような存在感を表現できたら嬉しいですね。
満友:私はあえてカラボスについて設定はしていません。彼女は頭にきているのかもしれないし、イラッとしているのかもしれない。でも、自分のコンディションや自然と湧き出てきた気持ちが、周りの演者の方と一体になってカラボスという役に入り込めた時はすごく気持ちがいいです。
リハーサルでは、毎回自分の気持ちや周りの方との空気感を大事にするようにしています。
先生方からは、踊る技術はもちろん、動作に緩急をつけると人を惹きつける動きになるなどマイムについてもたくさん教わりました! 顔や眉間の表情も大事だと思いますし、歩き方で嫌味っぽさを物語れたらと思います。
バレエは言葉のいらない表現。それが好きで子供の頃から続けてきました。今回、悪役を演じるのはとても楽しいです!
ス:今回のカラボスは二人の従者を引き連れて登場しますね。
満友:ちょっとおっちょこちょいだけど、愛くるしい部下たち。もうすでにいないと寂しい存在です! そんな距離感や関係性を3人で表現できたらと思います。
ス:従者との掛け合いも見所ですね! その他お客様に見ていただきたいところはありますか?
満友:せっかくの全幕上演なので『眠れる森の美女』という“ストーリー”を楽しんでいただきたいです。
松平:キャラクター同士のアイコンタクトや表情も見所の一つだと思います! ぜひ全幕を通して楽しんでいただきたいです。
両日、全く違う魅力的なカラボスが登場となりそうです!
『眠れる森の美女』の中でキーマンの一人と言って過言ではないカラボス。
従者を引き連れ、悪役なのに思わず観る者を惹きつける、Angel Rならではの演出にぜひご注目ください!!
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